外科医の年収

外科医は手術など、特に外科チームとしての役割が重視される科目ですが、内科に比べると圧倒的に求人数が少ないです。外科チームに違和感なく溶け込める若年ドクターや、敏腕医師を求める病院が多く、他の科に比べるとドクターのスキルによって収入の差が大きくなる傾向があります。外科医師の腕が良ければ、医療機関の評判も上がり収益も上がるので、ドクターのスキル次第で給与もアップし、年収が2,000万円を超える場合も少なくありません。

医局の研修医からそのまま残って勤務医となる医師が多く、ハードな仕事に対する報酬としては医師の中では低い方です。一般に大学病院の外科医は、市中病院の勤務医と比較すると給与が低いのですが、血管系の外科医や脳外科医などの専門分野になると、大学病院では非常に待遇がよくなり、給与も高くなります。外科医として希望通りの医療機関に転職するには、信頼できる転職会社のコンサルタントにしっかりと相談し、自分に合った勤務先を選ぶことをお勧めします。

外科医の年収相場

常勤の平均年収は、経験5年で1,000~1,200万円、経験10年で1,400~1,800万円です。年齢別の年収・月額給与・ボーナスは以下の表のようになります。

年齢 年収 月収 ボーナス
20~24歳 660.6万円 41万円 165.2万円
25~29歳 822.9万円 51万円 205.7万円
30~34歳 904万円 57万円 226万円
35~39歳 1031.5万円 64万円 257.9万円
40~44歳 1159万円 72万円 289.8万円
45~49歳 1298.1万円 81万円 324.5万円
50~54歳 1390.8万円 87万円 347.7万円
55~59歳 1332.9万円 83万円 333.2万円
60~64歳 938.8万円 59万円 234.7万円

※アルバイト(非常勤)の収入は日勤で80,000~100,000円(午前・午後のみの場合は40,000円~60,000円)、当直1回で40,000~60,000円です。

外科医でも働き方は人それぞれ!

厚生労働省の統計調査によると、外科医の平均年収は1159万円という結果が出ています。外科の場合、勤務場所によって年収が大きく異なってくるようです。

医局所属と民間病院所属の平均データを参考に年収を計算してみると、

  • 医局に所属している研修医→約360万円
  • 民間病院に所属している研修医→約600~700万円
  • 医局に所属している外科医→約500万円
  • 民間病院に所属している外科医→約900万円

という結果になりました。

医局の外科医長にもなると年収は2000万円以上ですが、民間病院の院長にもなると3000万円くらいまで年収がいきます。民間病院のほうが医局よりも年収が高く、助教授や教授になっても800万円または1000万円の年収も良い傾向にあることが明確です。

しかし、外科では師弟関係のように技術を学ぶ傾向が他の科よりも強いので、若いうちに、年収を目当てに病院を選択してしまっては、素晴らしい技術を習得できないリスクが十分にあります。また、素晴らしい腕を持ったベテランの医師もしっかり見ていますので、技術を教える必要がある人材であると判断した場合しか師弟関係を築こうとしません。

診療科別年収ランキング!外科医は何位?

全国の病院やクリニックなどの求人内容に記載されている給与を参考にした、診療科別に高額年収ランキングを紹介していきます。地域や年齢、経験数などは一切問わず、給与だけで算出していますので、参考にしてみるのも良いでしょう。

トップ5位以内に入ったのは、1位が在宅医療(約1364万円)、2位が腎臓内科・透折(約1329万円)、3位が整形外科・スポーツ医学(約1317万円)、4位が精神科(約1302万円)、5位が一般内科(約1300万)という結果になりました。
外科の中で見てみると、整形外科が3位、一般外科は9位(約1287万円)と10位以内にランクインしています。

外科の場合、ある程度の年齢に達するとメスを置く人が増えるため、他の診療科と比べて医師免許を取得しても実際に働く年数が短いのです。その結果、求人内容でも給与面が低くなってしまうと考えられます。また、年収が高い一定の年齢になってくると他科に転科する傾向かありますので、外科よりも上位にランクインしている診療科がたくさんあるのは、元外科医が転科先の順位を上げ、転科先の平均年収の数値を上げているのです。

診療科目ごとの年収分布データ(年代別)

アンケートデータは2016年8月時点で引用した情報です。最新のものとは異なる場合がございますので、あくまで例としてご覧ください。

一般外科

一般外科グラフ画像

引用元:リクルートドクターズキャリア公式サイト(https://www.recruit-dc.co.jp/rdc/nenshuu/geka/)

一般外科医師の年収は、年代によってバラつきが見られます。同じ年代でも年収の差があり、30代だと600万円未満が14%、1,400万円越えが29%と差が顕著です。勤務地や勤める病院の雇用条件によっても年収は大きく変わりますが、外科医だと技術力が年収に反映されることがあるので、その分バラつきが出てしまった可能性があります。

整形外科

整形外科グラフ画像

引用元:リクルートドクターズキャリア公式サイト(https://www.recruit-dc.co.jp/rdc/nenshuu/seikeigeka/)

年代別に見てみると、整形外科医の年収は増加傾向にあります。40代・50代になると年収1,000万円以上が9割と高収入です。2,000万円取得者も珍しくなく、30代のうちでも1割を占めます。整形外科医は安定して高収入を得られるといって良いでしょう。

消化器外科

消化器外科グラフ画像

引用元:リクルートドクターズキャリア公式サイト(https://www.recruit-dc.co.jp/rdc/nenshuu/shoukakigeka/)

30代でも1,000万円越えが7割と、始めの段階から一定の年収を得ることができます。40代では年収1,400万円が7割となっていて、技術と共に年収も上がっていくようです。50代になると年収が下がった層と上がった層がどちらも数字を伸ばしていて、面白い結果となっています。このデータからだと、消化器外科は50代で転機が訪れそうです。

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